AGA

ミノキシジルの発毛効果と副作用について

年齢とともに気になる頭皮トラブルや抜け毛。最近になって抜け毛が増えてませんか?
色々な育毛剤を試してみたが、どれも効果がないと感じるあなたへ。ミノキシジルという成分を聞いたことはないしょうか?

そこで、発毛剤として有名な医療用成分ミノキシジルの効果と副作用について紹介します。

ミノキシジルとは?

ミノキシジル外用薬5%

ミノキシジルは、壮年性脱毛症における「発毛」「育毛」、および「脱毛(抜け毛)の進行予防」に効果が認められている成分です。 臨床試験中に多毛症が発生することがわかり、その後外用発毛剤としての開発が進められました。日本では一般用の 市販薬としても承認されています。

日本においては、1999年に大正製薬が1%配合の発毛剤を発売し、これが医療用として国内での使用実績のない成分を含む「ダイレクトOTC医薬品」の第1号となりました。今のところ(2024年10月時点)男性用発毛剤には濃度1%と5%の製品が存在し、女性用は1%の製品のみです。

  • 発毛と育毛
    壮年性脱毛症に対する発毛、育毛、脱毛の進行予防の効果が認められている。
  • 開発経緯
    当初は高血圧治療薬として開発されたが、多毛症が確認され、発毛剤として再開発された。
  • 市販薬としての該当
    日本では一般用医薬品として1999年に販売開始。濃度1%および5%の製品があり、女性用は1%のもののみ。
  • 薬剤師の説明が必要
    第1類医薬品に分類されており、薬剤師の説明を受けて購入する必要がある

これらの特徴から、そもそもは発毛・育毛において確かな効果を期待できる成分ですが、使用する際には専門家の指導を受けることが重要です。

AGAについて

AGAについて

まずはAGAについて、簡単に解説します。

ヘアサイクルの異常が薄毛の原因

髪の毛には一定の寿命があります。毛髪は成長したあと自然に抜け、再び同じ毛穴から新しい毛髪が生えます。 この繰り返しを毛周期といいます。

ヘアサイクル

ヘアサイクルは「成長期」「退行期」「休止期」に分かれていて、男性型脱毛症の方は年を取るとヘアサイクルが短くなる現象が起ります。

髪の毛の本数はおよそ10万本あると言われ、1日に抜ける髪の毛は50本〜100本くらいといわれています。100本以内であれば心配する必要がありませんが、それ以上になると壮年性脱毛症の可能性があります。

AGAには男性ホルモンが関係している

男性ホルモンは、骨・筋肉の発達や髭・胸毛などの毛を濃くしますが、前頭部と頭頂部などにおいては逆に軟毛化現象を引き起こします。

男性型脱毛症の発症は、男性ホルモン(テストステロン)の中でも活性型男性ホルモン(ジヒドロテストステロン 以下DHT)が関与していると言われています。

DHTが男性ホルモン感受性毛包に結合すると、毛母細胞の増殖が抑制されて毛の成長期が短縮してしまいます。つまり髪の毛が太く成長する前に抜けてしまい、頼りない軟毛が増えてしまうのが男性型脱毛症の正体です。

男性ホルモン感受性毛包は前頭部や頭頂部に存在し、後頭部や側頭部には基本的に存在しません。このため前頭部や頭頂部の髪の毛が薄くなってしまうのです。

ミノキシジルの効果は?薄毛・脱毛の有効成分!

ミノキシジルとは、「老化による脱毛症(壮年性脱毛症)における発毛、育毛および脱毛・抜け毛の進行予防」の効能、効果が承認された成分です。

ある臨床試験では、ミノキシジルの発毛効果は以下の3つのメカニズムによるものとされています。

ミノキシジルの発毛作用に関する臨床試験

ミノキシジルが動物と人間の両方で発毛を促進する効果があることが実証されています。

  • 動物実験

サル、マウス、ラットの実験では、ミノキシジルを局所的に塗布すると毛髪の成長が見られました。特に、5% ミノキシジルはアンドロゲン依存性脱毛モデルに効果的でした。

  • ヒト研究

男性型脱毛症に関する臨床試験では、2%ミノキシジルが有益であり、5%ミノキシジルは重度の円形脱毛症に有効であることが示されました。

  1. 細胞成長因子の誘導
    緩やかは毛乳頭細胞からの血管内皮成長因子(VEGF)、肝細胞成長因子(HGF)、インスリン様成長因子1(IGF-1)などの成長因子の産生を促進します。これにより、成長期(アナゲン期)を延長し、毛包の成長を促進します。
  2. アポトーシス抑制
    無制限は、ミトコンドリア内膜にあるATP感受性カリウムチャネル(KATP)を開くことで、毛母細胞のアポトーシス(細胞の計画的死)を抑制します。に移行するのを保留、発毛効果を持続させます。
  3. 血流の改善
    最大限は血管平滑筋のATP感受性Kチャネルを開き、毛乳頭における血管の血流を増加させます。この血流改善は毛組織に栄養を供給し、毛の成長を促進します。

参考:ミノキシジルの発毛作用につい

ミノキシジルは効果が認証された成分ですが、前途のようにミノキシジルによりVEGF(血管内皮細胞増殖因子)が産生され発毛に関与しているとされる説、他にはIGF-1(インスリン様増殖因子)が関与する説、毛母細胞のアポトーシス(細胞死)を抑制する説など諸説ありますが、どのような作用機序で発毛をもたらすのか、実は現在でもよく分かっていません。

ミノキシジルの作用

ミノキシジルの作用機序

ミノキシジルには、

①ヘアサイクルの休止期から初期成長期への移行 

②初期成長期から後期成長期への維持・及び延長

の2つの効果があると想定されています。

簡単に説明すると、正常なヘアサイクルを復活させる効果が期待できるということです。

また、新たな発毛促進と軟毛の硬毛化・血管拡張作用による血流の改善も注目されています。

毛乳頭細胞にて、ヘアサイクルに大切な『発毛促進因子』を促進する働き・毛母細胞が死んでしまうことを防ぐ働き・毛包周囲の血流改善作用などが相まってAGAに有効と考えられています。

ミノキシジルの効果が期待できる脱毛症状

薄毛の状態はⅠ型〜Ⅶ型と呼ばれるものがあり、主に3つの進行パターンがあります。

  M字型 U字型 O字型
状態 001-1-I型 001-8-IVA型 001-9-V型
部位 額の生え際 前頭部 頭頂部
特徴 生え際の左側・右側が後退しM字型に見える 前頭部から頭頂部にかけて薄毛が進行しU字型に見える 頭頂部が中心となり円状に薄毛が広がる

男性の壮年性脱毛症と呼ばれるものには、

・頭頂部9から脱毛するタイプ

・前頭部の生え際から脱毛するタイプ

・双方(M字状に脱毛)から始まるタイプ

の3タイプがあります。

薄毛進行レベルを確認
種類 状態 薄毛の状態
Ⅰ型 001-1-I型 前頭部の生え際がM字型に後退し始める
Ⅱ型 001-2-II型 Ⅰ型よりも後退が進み、さらに進行している
Ⅱ A型 001-3-IIA型 Ⅱ型に加え、頭頂部がO型に薄くなっている
Ⅲ型 001-4-IIII型 Ⅱ型よりもさらに後退し、髪全体のボリュームも薄い
Ⅲ Vertex型 001-6-ⅢVertex型 Ⅲ型に加え、更に頭頂部がO型に薄くなっている
Ⅳ型 001-7-IV型 前頭部の生え際がⅢ型よりも後退し、頭頂部もO型になっている
Ⅴ型 001-9-V型 Ⅳ型がさらに進行している
Ⅵ型 001-11-VI型 前頭部と頭頂部が繋がり、側頭部のみ生えている
Ⅶ型 001-12-VII型 Ⅵ型が進行し、側頭部が薄毛になっている

女性は、抜け毛・薄毛の要因が多いため壮年性脱毛症かどうかをチェックする必要があります。 壮年性脱毛症の場合は女性用のミノキシジル配合の育毛剤を使用しましょう!

ミノキシジルには外用薬と内服薬の2種類がある

ミノキシジルには塗り薬である外用薬と内服の2種類があります。厚生労働省から承認されているのは外用薬のみとなっています。

ミノキシジルの外用薬と内服薬の比較

  外用薬(塗り薬) 内服薬(錠剤)
使用方法 頭皮に直接塗布する 錠剤を服用する
効果 数ヶ月で発毛を促進し、脱毛を遅らせる 強力で比較的早い発毛効果、広範囲に作用
副作用 頭皮のかゆみ、炎症、乾燥、まれに多毛症 血圧低下、動悸、全身の多毛、浮腫
メリット 全身への影響が少なく、安全性が高い 重度の脱毛症にも有効
デメリット 効果を感じるのに時間がかる 全身的な副作用のリスクがある、医師の処方と、定期的な診察が必要

外用薬の特徴

  • 頭皮に直接塗布することで、血管を拡張し、毛根への血流を増加させ、発毛を促進します。
  • 一般的に、濃度が1%から5%のものが市販されており、男女共に使用可能(女性は1%のみ)です。

ミノキシジル内服薬の特徴

  • 錠剤(タブレット)として服用し、全身に作用することで血流を増加させ、発毛を促進します。
  • 血管拡張作用を持つため、当初は高血圧の治療薬として開発されました。

ミノキシジルを使ったAGAの改善・治療方法

ミノキシジルでAGAの改善や治療を行う場合には、市販の外用薬を使用するか皮膚科やAGA専門クリニックでの処方があります。

市販の外用薬

頭皮に塗布するタイプの薬です。 商品の用法・容量に従って脱毛している頭皮に塗布してケアします。

皮膚科やAGA専門クリニックでの治療

男性型脱毛症の治療には診療ガイドラインが定められています。このガイドラインで「治療を行うよう強く勧められる」ものはフィナステリド内服、デュタステリド内服、そしてミノキシジル外用の3つであり、病院で医師から処方してもらう必要があります。

一方で市販薬に含まれるアデノシンやカルプロニウム、ペンタデカンなどは「治療を行っても構わない」というレベルで、前述の薬剤と比べると治療効果は劣ります。

男性型脱毛症は未だ解明されていない部分が多く、各クリニックが独自の治療法を提供しているケースが少なくありません。ミノキシジル内服療法や成長因子注入療法はガイドライン上では認められていませんが、「効果が実感できた」と患者様から一定の評価を受けていることも事実です。

ミノキシジルの副作用

ミノキシジルの副作用

副作用 外用薬 内服薬
頭皮の刺激 ×
接触皮膚炎 (まれ) ×
増毛(初期脱毛) (初期段階) ×
意図しない部位の発毛 (局所的) (全身に影響する場合も)
多毛症 ×
浮腫(むくみ) ×
低血圧 ×
頻脈(心拍数増加) ×
頭痛 ×

※◯及び×表記は可能性に関する表記です

外用薬(塗り薬)の場合

頭皮のかゆみ・発心・紅斑、フケやかぶれの発症も報告されています。

  • 頭皮の炎症
    最も一般的な副作用は、頭皮のかゆみ、赤み、または乾燥です。特に敏感な人の場合、これが剥がれ鱗屑の原因となることがあります。
  • 接触性皮膚炎
     溶液中のプロピレングリコールに対してアレルギー反応を起こし、炎症、発疹、腫れなどを起こす場合があります。
  • 抜け毛の増加
    治療を開始すると、抜け毛が増える期間がある場合がありますが、これは通常、新しい健康な髪が古い髪に置き換わるため、一時的なものです。
  • 望ましくない毛の成長
    ミノキシジルを塗布すると、塗布中に薬剤が頭皮を超えて広がった場合、顔や額などの意図しない部分に毛が生えることがあります。

外用薬での循環器系への副作用は非常にまれとされており、安心して使用できます。

内服薬(飲み薬)の場合

胸痛・心拍数増加・動悸・息切れ・呼吸困難・うっ血・性心不全・むくみや体重増加などの心血管系障害が起こったとの報告もあります。

ミノキシジルの内服薬は全身に作用するため、頭皮だけでなく、顔や腕、体全体などの他の部位でも毛が増えることがあります。この現象を多毛症と呼びます。この副作用は、使用しているミノキシジルの量に比例して起こりやすく、低用量で使用するとリスクは低くなりますが、完全には回避できないことがあります。

  • 多毛症
    経口ミノキシジルの一般的な副作用は、顔、腕、脚などの部位での過剰な毛の成長(多毛症) です。これは男性よりも女性に多く発生します。
  • 浮腫(腫れ)
    ミノキシジルは体液貯留を引き起こし、手、足、足首の腫れにつながる可能性があります。
  • 低血圧(低血圧)
    ミノキシジルはもともと高血圧の治療薬として開発されたため、特に高用量を服用すると低血圧を引き起こす可能性があります。その結果、めまい、ふらつき、失神などの症状が起こる可能性があります。
  • 頻脈(心拍数の増加)
    薬が心血管系に及ぼす影響により、一部の使用者は心拍数の上昇動悸を経験する場合があります。
  • 頭痛
    血管拡張の結果として、軽度から中程度の頭痛を経験する人もいます。

元々、ミノキシジルは血圧を下げるお薬として開発されていたので、 高血圧の人、低血圧の人、心臓または腎臓に障害のある人、むくみのある人は使用する前に医師または薬剤師に相談してください。

副作用を軽減させる方法は?

ミノキシジル外用薬の副作用の軽減方法について

ミノキシジルのジェルやフォームタイプを使用する

液体タイプのミノキシジルは、頭皮に流れやすく、他の部位に付着するリスクがあります。フォームタイプやジェルタイプの製品は、局所にしっかりと留まりやすく、副作用を抑えやすいです。

①保湿剤の併用

ミノキシジルは頭皮を乾燥させることがあるため、保湿剤を使用して頭皮の乾燥を防ぐことで、かゆみやフケの発生を抑えることができます。

②使用時間を調整する

一部のユーザーは、ミノキシジルの副作用(かゆみ、赤み)を夜間に使用することで軽減できると感じる場合があります。

③アルコールフリーの製品を選ぶ

一部のミノキシジル製品にはアルコールが含まれており、これが頭皮の乾燥や刺激の原因となることがあります。アルコールフリーのミノキシジル製品を選ぶことで、頭皮の刺激をある程度軽減できます。

④短期間の使用休止

もし副作用が強く感じられる場合は、一時的に使用を中止し、頭皮が回復するまで待つことも有効です。その後、再度少量から使用を再開し、頭皮の反応を確認します。

ミノキシジル内服薬の副作用の軽減方法について

①カリウムサプリメントの併用を避ける

飲むミノキシジルは、ATP感受性カリウムチャネルを開くことで血圧を下げるため、カリウムサプリメントを併用するとバランスが崩れ、副作用が悪化する可能性があります。カリウムの過剰摂取を避けることが大切です。

②低ナトリウム食を心がける

浮腫(むくみ)を軽減するために、塩分を控えた食事を心がけることが効果的です。ナトリウムの摂取を減らすことで、水分貯留によるむくみを予防することができます。

③利尿作用のある食品を摂取

むくみを軽減するために、利尿作用のある食べ物(キュウリ、スイカ、カリフラワーなど)を食事に取り入れることが役立ちます。自然に体内の水分バランスを整えることで、浮腫を抑えます。

④マグネシウムを含むサプリメントを検討

一部の研究では、マグネシウムが血圧を安定させる効果が示唆されており、低血圧や動悸のリスクを軽減するために、医師の指導のもとでマグネシウムサプリメントを検討することが有効かもしれません。

⑤体重管理

体重増加はむくみや血圧変動を悪化させる可能性があるため、健康的な体重を維持することが副作用軽減に役立ちます。規則的な運動やバランスの取れた食事が効果的です。

ミノキシジルの他に効果が期待できる成分

ミノキシジル以外にも、市販の育毛剤には他にも有効成分として入っている成分があります。

 パントテニルエチルエーテル

パントテニルエチルエーテルは薄毛などが気になる方の薬用トニック、薬用シャンプーの有効成分として使用されます。

作用は毛包賦活剤として毛乳頭や毛母細胞に働き、発毛に必要な細胞分裂を活性化させたり、また、頭皮の皮脂量を抑える効果が報告されています。頭皮の脱毛が気になる方のみならず、毛髪にハリやコシがない方や髪の成長が遅い方の使用もOKですよ。

ピリドキシン塩酸塩

ピリドキシン塩酸塩とは、ビタミンB6のことです。
このビタミンB6が不足すると、口内炎、舌炎、舌の腫れ、湿疹、脂漏性湿疹、免疫力低下、接触性皮膚炎、口角炎、口唇のひび割れ、ニキビ、アトピー等が起きてしまいます。
ピリドキシンはサプリメントとして飲むだけでなく化粧水や乳液、ハンドクリームとしても使用されています。

酢酸トコフェロール

トコフェロールとは、ビタミンEのこと。ビタミンEは小麦胚芽やアーモンド、ヘーゼルナッツやピーナッツなどに豊富に含まれます。
ビタミンEには血流を良くする働きや抗酸化作用があり、エイジングケアや健康増進の分野で注目されています。

l-メントール

古くから使用されている、薄荷の成分です。
主に清涼感を与えるために、デオドラント製品や頭皮用化粧品など多くの化粧品に使用されています。

しかしこれらの成分は診療ガイドラインには記載されていません。

効果があるともないとも言えない、といったところですので、今後の研究を待つしかありません。

育毛剤と発毛剤の違い

育毛剤と発毛剤の違い

主に育毛剤と発毛剤は使用の目的が異なります。2つの違いを見てみましょう!

育毛剤と発毛剤の違い

簡単に言えば、「今生えている髪の毛を育て抜け毛を防ぐ」のが育毛剤で、「抜けてしまった髪の毛を生やし抜け毛を防ぐ」のが発毛剤です。

育毛剤は医薬部外品に該当しており、主に抜け毛の予防のために使用するものです。 今後の脱毛症対策のために使用したり、毛髪のボリュームがダウンしているのであれば育毛剤を選ぶのがおすすめです!

発毛剤は医薬品で薄毛の治療のために使用するものです。 壮年性脱毛症に効果が期待でき、頭皮の脱毛が気になる方や毛量を改善したいかたにおすすめです!

いずれにしても早めの予防が好ましいです。

ミノキシジルにまつわるQ&A

ミノキシジルに関する疑問をご紹介します。

なぜミノキシジル外用の水準は男性が5%なのに女性は1%なんですか?

日本皮膚科学会による『男性型およびによる女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版』を見てみると、ミノキシジルの推奨濃度が男性と女性で異なります。

なぜ違うのか、についてははっきりとは発表されていないようです。ちなみに、日本においてはミノキシジルは男性用では1%と5%の商品が、女性用では1%の商品がありますが、海外の製品では男女共に2%と5%の商品があります。

日本の場合、ヒトへの安全性以外に体格や薬物の代謝機能が欧米人と異なるため、パーセントの低い濃度の商品も販売しているのでしょう。

ミノキシジル注射があるようですが、発毛剤より効果があるんですか?

ミノキシジルの注射は日本の医療用医薬品にはありません。海外から輸入されたものかと思います。

そのため、日本ではメジャーなものではありませんので、医師とよく相談の上使用してください。

発毛剤の使用をやめるとまた壮年脱毛症が再発するのですか?

はい、基本的には継続しないといけないものです。個人差もありますが、使用をやめると脱毛状態に戻る可能性が高いので続けた方が良いでしょう。

育毛医薬品を服用すると献血ができないって聞いたのですが…

発毛剤のミノキシジルに関しては問題ありません。

しかしプロペシアを内服している場合、1ヶ月は献血を控えるよう指導されています。アボダート(日本ではアボルブ、ザガーロとして販売)を内服している場合は6か月間の献血中止が必要です。

ミノキシジルは頭皮以外に塗っても効果があるのですか?

頭皮以外の使用実績がなくわかりません。 生える場所と生えない場所があり、意味がないかつ副作用の危険もあるため、必ず頭皮のみに使用してください。

AGAとミノキシジルの効果・副作用まとめ

男性も女性も使うことのできるミノキシジルは壮年性脱毛症に使うことができます。早めに継続して使用することで発毛効果が期待できます。

また、ミノキシジルを購入する前に必ず薬剤師に相談してくださいね。高血圧や低血圧、心臓・腎臓の薬を飲んでいる方は医師に相談してください。

 

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