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【夏にシミ取りレーザーはNG?やって良い?その理由は?】

東中野皮フ科クリニック院長の加藤雄一郎です。

6月は梅雨の季節。高温多湿で過ごしにくい日が続いていますが、皆様はお元気でしょうか?
また、お肌の調子はいかがでしょうか。

さて、これから真夏へ向かう中で「シミ」が気になる方も多いと思います。
シミと言えば、原因は紫外線ダメージによるメラニンが原因です。



シミができるメカニズム
<提供>ナールスエイジングケアアカデミー

毎日の紫外線対策や美白ケアで予防する事が大切です。

しかし、できてしまったシミはクリニックで治療することが必要です。

ということで、今回は、「夏にシミ取りレーザーはNG?やって良い?その理由は?」というテーマでお話を進めさせていただきます。

 

夏のシミ取りレーザーがよくないと言われる理由


シミ取りの治療にはさまざまな方法があります。
もっともよく知られているには、シミ取りレーザーですね。
他にも、フォトフェイシャル(光治療)やケミカルピーリング、内服薬、塗り薬などがあります。

この中で、「シミ取りレーザーを使う治療は夏場には避けた方が良い」と言われることが多いです。

その理由は、紫外線による日焼けや肌ダメージ。



紫外線

 

まず、シミ取りレーザーは、日焼けした肌には使えません。

夏の海や山などレジャーや屋外でのスポーツなどで日焼けをしている場合は、レーザーによるシミ取りが使えないことがあります。

それは、日焼けした黒い肌、つまりメラニンにレーザーが反応して、色素沈着が出やすくなってしまいます。

また、火傷などのリスクが高くなるからです。

 

もう1つは、シミ取りレーザー後の紫外線。

日焼けをしていない肌なら夏でもレーザーでシミ取りレーザーを使うことは可能です。

しかし、施術後に紫外線ダメージを浴びると色素沈着のリスクが高まります。

なぜなら、シミ取りレーザーの後は、肌がダメージを受けてバリア機能が低下しているからです。

このような理由から、夏のシミ取りレーザーによる治療は避けた法が良いと言われるのです。

実際、夏のシミ取りレーザーはNG?使える?

 

今、お話したとおり、シミ取りレーザー前後の紫外線ダメージが問題でした。

逆に言えば、シミ取りレーザーの施術前後に紫外線対策をしっかり行って、日焼け対策ができるなら、夏でもシミ取りレーザーを使っても問題ないのです。

注意すべきことを整理すると、次のとおりです。

  • 基本的にはどんな季節も紫外線対策をしっかり行う
  • 特に施術前の日焼けは絶対に避ける
  •  ダウンタイムの過ごし方に特に注意
    • 色素沈着を防ぐための保護テープの使用
    • 肌のバリア機能を維持するための保湿ケア
    • 紫外線対策
    • 患部への摩擦を避ける

 

このように紫外線や摩擦などの肌ダメージを受けないなら、夏でもシミ取りレーザーを使っても良いのです。

ただし、どうしても日焼けのリスクがあるなら、7月や8月の晴天が多い時期は避けて6月や9月などを選ぶことも良いでしょう。

 

また、夏のシミ取りレーザー後は、ダウンタイムの過ごし方には注意が必要です。

ダウンタイムは、ほとんどないケースから1カ月~3カ月以上と、シミの大きさや種類、使うレーザーの種類や照射方法によって異なります。

また、個人差もあります。

この期間は、医師の指示に従って過ごしましょう。

なお、日々の紫外線対策は、日焼け止めをはじめ、アームカバー、帽子、日傘などで肌を守りましょう。

日焼け止めは、紫外線散乱剤だけを使ったタイプ、つまり「ノンケミカル処方の日焼け止め」がおすすめです。

 

 

夏のシミ取りレーザーにメリットはある?

夏のイメージ(麦わら帽子)

 

一般的に考えると夏のシミ取りレーザーの使用は、リスクがあってデメリットが多いです。

しかし、ここでも逆説的に考えるとメリットがあります。

それは、紫外線対策への意識の高まりと実践です。

実は、シミ取りレーザー前後の日焼け対策や保湿、肌への摩擦を避けることは、シミ取りレーザーを使う・使わないに限らず、いつも意識すべきことなのです。

紫外線対策に高い意識を持って年中続けることは、シミの予防の徹底につながるのです。

例えば、リスクの小さい冬にシミ取りレーザーで施術を行ったからといって、夏に紫外線対策を怠るとシミが再発するリスクが高まります。

一方、あえて夏にシミ取りレーザーを行い、紫外線対策を徹底して習慣づければ、新しいシミの予防が可能です。

夏のシミ取りレーザーで治療をすることは、オススメとは言えませんが、紫外線対策への意識を高める点はメリットとも言えます。

<参考記事>
東中野皮フ科クリニックのシミ・そばかす・肝斑治療

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エイジングケア化粧品「ナールスコム」で、シミ治療のおすすめクリニックとして初回されました。

シミの種類・原因と予防のスキンケアやエイジングケアから治療

 

東中野皮フ科クリニックのシミ取りレーザー「ハリウッドスペクトラ」

 

東中野皮フ科クリニックでは、「ハリウッドスペクトラ」というシミ取りレーザーを採用しています。

ハリウッドスペクトラ

 


韓国の医療機器トップメーカーであるルートロニック社®が開発したQスイッチYAGレーザーで、最新型のレーザー治療機器です。

532nmと1064nmの2種類の波長とレーザーの照射時間(パルス幅) を変えることで、シミやくすみ、 肝斑、 ADM(後天性真皮メラノーシス)、 ニキビ・ニキビ痕、 色素沈着、タトゥー除去などにもすぐれた効果を発揮します。

特に、治療が難渋することが多い肝斑の治療にもFDA(米国食品医薬品局) が認可している安全な治療機器になります。

 

ハリウッドスペクトラの大きなメリットは照射方法を変えることで、さまざまなシミ・色素病変に効果を発揮することです。

 

スポット照射を使えば、在性のシミ治療(シミ・老人性色素斑 脂漏性角化症・雀卵斑)や

深在性の色素治療 (ADM(後天性真皮メラノーシス)・アザ、 太田母斑 )の治療が可能です。

 

また、他にも4つの照射方法でさまざまなシミ治療や美肌治療が可能です。

 

  • ハリウッドトーニング (肝斑・色素沈着)
  • ルートロピール (美白・くすみ・色ムラ)
  • スペクトラピール(美肌・肌質改善)
  • デュアルピール (美肌・美白・引締め)

 

 

シミ治療には、ほかにもフォトフェイシャル(光治療) ステラM22・IPL、ケミカルピーリング、イオン導入、内服薬(トラネキサム酸、シナール)を用意しています。

 

夏のシミ取りレーザーでも、他の季節でもシミ治療を受けたい方は、ぜひ、東中野皮膚科クリニックへご相談くだされば幸いです。

<参考記事>
ハリウッドスペクトラとは

 

 

まとめ

 

夏のシミ取りレーザーの是非について解説しました。

結論そしては、夏のシミ取り治療はおすすめできないまでも、しっかりと紫外線を行えば可能です。

もちろん、日差しが強い夏なの100%紫外線を防げないといったデメリットはあります。

一方、紫外線を徹底して行うという意識づけができるので、メリットもあります。

できたシミは東中野皮膚科クリニックでもさまざまな治療を用意しています。もし、シミで悩んでおられるなら、ぜひ、相談していただけますと幸いです。

しかし、シミの予防や再発しないための対策は、皆様の日々の紫外線対策をはじめとするスキンケアやエイジングケアが大切です。

正しいスキンケアやエイジングケア、美白対策を実践しましょう。

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