スキンケア

【経過画像あり】シミ取りピコレーザーによる施術を解説!色素沈着やダウンタイムは大丈夫?

【経過画像あり】シミ取りをピコレーザーで体験!

30才頃から徐々にシミが気になってきた、という方は多いのではないでしょうか?今回は、シミ取りレーザー治療を詳しく紹介します!

また、気になるダウンタイムについても、経過画像付きで詳しく解説していきます。

何が違う?シミ取りレーザーの種類と特徴

3種のレーザー

美容皮膚科で主に使用されているシミ取りレーザーには、以下の3種類があります。

  • ピコレーザー
  • QスイッチYAGレーザー
  • Qスイッチルビーレーザー

光とレーザーは何が違うの?レーザーの種類も紹介

光とレーザーでは、主に「波長(光の長さ)」と「パルス幅(光の照射時間)」の2点に違いがあります。

光(レーザー)が届く長さが違う

多くの光は、波長が短いため肌の表面に影響します。一方、医療用レーザーは波長が長いため、肌の奥まで作用します。

照射時間(パルス幅)が違う

パルス幅とは、光もしくはレーザーをあてている時間のことです。1回の照射で0.1秒や、100万分の1秒など、その時間は光やレーザーによって異なります。パルス幅が長いと、周囲に熱が伝わるため「浅く広く」効果が出て、短いと「深く狭く」アプローチすることができます。

レーザーによるシミ取り治療では、主にパルス幅が重視されます。一方で光(IPL)のシミ治療では波長が重視されます

レーザー波長比較

クリニックの治療で使用されるレーザー機器にはいくつもの種類があり、シミの症状によって用いられる機器が異なります。

主なシミ取りレーザーの比較

レーザー 代表的な機器 特徴 向いている症状
ピコレーザー ピコレーザーピコシュアなど レーザーの照射時間がピコ秒
(1兆分の1秒)

超高速照射が可能
衝撃波でメラニンを破壊
老人性色素斑、雀卵斑、肝斑
炎症後色素沈着
QスイッチYAGレーザー QスイッチYAGレーザーメドライトC6など レーザーの照射時間はナノ秒
(10億分の1秒)
熱の力でメラニンを破壊
アザやタトゥーにも対応できる
老人性色素斑、肝斑、ADM
あざ、タトゥー
Qスイッチルビーレーザー QスイッチルビーレーザーThe Ruby Z1など レーザーの照射時間は5000万分の1秒※
超高速照射が可能
光の衝撃でメラニンを破壊
老人性色素斑、雀卵斑

※The Ruby Z1のQスイッチモードの場合

人気のシミ治療「ピコレーザー」にはいろんな種類がある?

ピコレーザー

上記で紹介した3種のレーザー治療の中でも、人気のピコレーザー。その理由は効果ダウンタイムにあります。

ピコレーザーには、以下のような症状に効果が期待できます。

こんな肌悩みにおすすめ!ピコレーザーの効果

  • シミやそばかす、くすみ
  • 肝斑
  • シワ、肌のハリ
  • 毛穴の開き
  • ニキビ跡
  • 赤ら顔など

ピコレーザーには3つの照射モードがあり、レーザーの出力(当て方)を変え、肌の状態に応じて治療します。

比較 ピコスポット ピコトーニング ピコフラクショナル
出力 高出力 低出力 低出力
特徴 ピンポイントで照射 広範囲に照射 肌に微小な穴をあける
肌悩み 濃い小さなシミ、色素沈着、刺青、ほくろなど そばかす、くすみ、肝斑、ハリなど 小じわ、赤み、毛穴の開き、肌の凹凸、ニキビ跡など
刺激 やや強い 控えめ 中程度
ダウンタイムの目安 4日~1週間程度 1〜3日程度 1〜3日程度

ぴこレーザー対象範囲

ピコスポット

出力が強く、非常に短いパルス幅のピコスポット。表皮にアプローチし、濃いシミや色素沈着を取り除くのに適しています。

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Qスイッチレーザーと比較して、照射時間が極めて短いため肌へのダメージが少なく、刺激を抑えた治療ができます。通常のシミであれば一度の治療で完了することが多く、従来のレーザーよりも少ない治療回数で効果が得られます。

ピコトーニング

ピコトーニングは、短時間で肌へのダメージを抑えつつ、従来のレーザートーニングよりも高い効果を発揮する治療法です。

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1回でも肌がワントーン明るくなりますが、しっかり変化を感じるには5~10回ほどの治療が必要です。複数回レーザーを弱くあてることにより、メラニンを少しずつ減らします。

ピコフラクショナル

ピコフラクショナルレーザーは、衝撃波により表皮内に微小の空洞を作り、真皮層に刺激を与え、コラーゲン・エラスチンを増加させます。

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小じわやニキビ跡、毛穴の開きの軽減に効果があります。従来のフラクショナルレーザーよりも、肌へのダメージが抑えられています。

【シミ取り経過】ダウンタイムの様子は?

ここからは、シミ取り治療の経過を紹介します。この方は、目元周り・頬の細かなシミをレーザーで治療しました。

年代:30代
肌質: 混合肌
肌悩み:目元のシミ・くすみ、頬のシミ
レーザー治療:ピコレーザー(ピコスポット)、QスイッチYAGレーザー
治療回数:1回(複数箇所実施)

シミ取り治療の流れを紹介

治療内容 レーザー治療による顔全体のシミの軽減
治療回数 ピコレーザー1回、YAGレーザー1回
費用 ピコレーザー35,000円
YAGレーザー20,000円(15mm)
リスクや副作用 紫外線による炎症性色素沈着

被術者の方は30歳半ばぐらいから、目元周りや頬のシミが気になり始めたため、シミ取りレーザーの治療を希望したそう。

左目尻は、QスイッチYAGレーザーで治療、それ以外はピコレーザーで治療をしました。

ピコレーザ 施術後

上の画像は治療直後です。照射した箇所が炎症し、赤くなっています。照射時は焦げ臭い匂いがあります。

また、術後は顔にほてりを感じる場合があります。紫外線を予防するために、日焼け止めを塗ってもらいました。

※個人の感想であり症状には個人差が差があります

目尻シミ

YAGレーザーで治療した左目尻(画像赤丸箇所)は肌を保護(紫外線による日焼け防止など)するために、薬が塗布されたシールを貼っています。

シールは2週間ほど付けっぱなしにしましょう。(剥がれたら自分で交換しても構いません)

シミ取り経過画像(4日・7日・14日経過観測)

シミ取りレーザー治療4日後経過

↑シミ取り4日間経過

シミ取りレーザー治療7日後経過

シミ取り7日間経過

シミ取りレーザー治療14日後経過

↑シミ取り14日間経過

ピコスポットのダウンタイムは4日程度

ピコスポットの場合は、クレンジングや洗顔、スキンケアは当日からOK!

3~4日で炎症が治まり、最初はくなっていたシミが徐々にに変化します。4日目あたりからクレンジングをすると治療した箇所が、消しゴムのカスみたいに、ポロポロ剥がれていきます。

シミが剥がれる

10日間ほど経過したら、YAGレーザーで治療した左目尻のシミに貼った保護シールが剥がれ、一緒にシミが取れました。

※個人の感想であり症状には個人差が差があります

シミ取りレーザー治療は、シミの種類によって効果も異なります。1回の治療料金も安くはないので、事前に料金の相場を知ることも重要です。

クリニックによってレーザーの種類や照射方法のメニューが異なるので、カウンセリングや医師の診察を受け、自分に適した治療方法を検討しましょう。
ただし、シミ取りレーザー治療は個人差がありますので、医師と相談して適切な治療方法を選ぶことが重要です。

《医療機器の掲載に関して》

・ピコシュア(PicoSure)

治療方法 衝撃波によってメラニン色素を砕く
副作用リスク ハレや赤み、ヒリヒリとする痛みなど
連絡先 施術を受ける各クリニックにお問い合わせください。
費用 1回2,700~28,310円(税込)

・メドライトC6

未承認医薬品等である事の明示 メドライトC6は未承認機器です。
入手経路等の明示 ConBio社
国内の承認医薬品等の有無の明示 同一の成分や性能を有する他の国内承認医薬品等はありません。
諸外国における安全性等に係る情報の明示 FDAに認可されています。

・The Ruby Z1

治療方法 衝撃波によってメラニン色素を砕く
副作用リスク 一時的な赤みや色素沈着、シミの再発など
連絡先 施術を受ける各クリニックにお問い合わせください。
費用 1mm×1mm 4,320~5,390円(税込)
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